タロット占い師キミノです。
stand.fmにて音声配信を始めました。
こちらでは、文字起こししたものを投稿しています。
タロット占い師キミノです。
この番組では、日常の事や占いをとおして感じたことを占い師目線でお話しています。
第37回目の今日は、「占いに来たのに相談してすみません」です。
今日のタイトルは、過去に私の鑑定に来て下さった相談者さんから言われた言葉だったんですが、占い=悩み相談と思う人もいれば、占いと相談は全然別物と考える人がいることから発せられたんじゃないか?と思うのですが、興味深い発言だったので、今回の放送で取り上げてみようと思いました。
占い=悩み相談と考えている人というのは、占いを一種のカウンセリングととらえられているんだろうと思います。
占い師に自分の悩みを打ち明けることで、占い師に聞いてもらいながら自分の心の乱れを整えたり、自分の本心を見つけ出していくという、心の内側に相談者さん自身が占い師の手を借りて見つめ直すことをしているんだと、これまで私が占いをしていて相談者さんとお話している中から感じてきました。
タイトルであげた「占いに来たのに相談してすみません」と言われた相談者さんにしても、今後のことが不安で大丈夫か心配な気持ちを私に伝えながら、なんとなく「これは相談になってるのでは?」と思われたから、「相談してすみません」と言われたのでしょう。
彼女の中では、占いと相談は別物だという意識があったものの、話しているとなんだかカウンセリングのように思われたんでしょうね。
占いと相談は別物というのは、「占いとは結果を当てるもの」とみている事からくるんだろうと思います。
結果と言ってますが、未来と言い換えてもいいです。
そういう場合の占いは、何歳までに何人の人に出会って、相手の人はこんな人で、何番目に出会う人が一番相性がいい、何歳で結婚して、〇人の子どもをもうける。一人目が男の子で二人目は…というような言い切る占いのことなんだと思います。
占い師から自分の未来を視てもらい、当たった・外れたと言う人にとって、占いとは、「自分の未来を予測するもの」なんですよね。
自分の内面を見つめ直す手段として利用する占いとは違うので、はっきりした未来予測を聞いた占いに一喜一憂して振り回されたりする人もいます。
実際、私が鑑定した相談者さんの中に「今の彼と結婚してもきっと離婚しますよ」と占い師に言われて、トラウマになった話を過去放送でも紹介しています。
(第10回の「占い師の言葉に逆らってみてもいい」になります。)
面白いもので、占いを利用する相談者さんによって相談者さんに求められている占いが色々な形にかわるんですよね。それは、さっき説明した未来予測のものだったり、自分の内面を見つめ直す手段のものだったりと形が変わります。
私のタロット占いは未来を当てるものとして使うより、自分の気持ちを見直して人生の方向性を確認する手段として利用してもらえたらいいなと思っています。
この番組では、こんな話を聞いてみたい、私はこんな風に思ったなど、コメント欄・レターにてお知らせいただけると励みになります。
それでは今日はこのへんで。
タロット占い師キミノでした。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
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